故ヨハネ・パウロ2世追悼ミサ告別式挨拶

2005年4月17日
  於:桜町教会

 司祭,修道者そして信徒の皆様,教皇ヨハネ・パウロ2世の追悼とそして感謝を表すために,葬儀にご参列下さいまして,心より感謝申し上げます。この偉大な教皇様と一緒に過ごせた私たちの27年間は見事な時代だったと言うことができると思います。
 それから諸宗教の友情と対話の一致を表すために,ここにみえられました立正佼正会の皆様,バプチスト教会に代表されるキリスト教諸教会の皆様,心から感謝申し上げます。この教皇の意向に沿って,私たちのカトリック教会は諸宗教の対話の一致と対話の路線を堅く守りたいと思っております。
 教皇ヨハネ・パウロ2世につきましては,たくさんのことが書かれておりますし,たくさん放映されましたので,これ以上は必要がないかなと思います。私たちは今,明日から行われるコンクラーベにおきまして,新しい教皇様を待っております。教会は永遠です。変わることがなく,教皇様が亡くなっても新しい時代を次の人が担っていくでしょう。いつも希望を持って生き抜いていくこの決意をなす事が,私たちの教皇ヨハネ・パウロ2世に対しての,告別の言葉になるのではないかと信じております。今日はご参列ありがとうございました。


    ※司教様チェック済