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家族(特別聖体奉仕者)による聖体拝領の手引き


桜町教会 2018年6月13日
*桜町教会では,以下のように家族による聖体拝領を行います。

司教書簡(全体像の把握のために)
通達
・家族による聖体拝領(2015年5月24日聖霊降臨)
(障害・高齢・病気等のために主日のミサに参加できない家族のための聖体奉仕職に関して)
 主の日(主の復活の日曜日)にキリスト者が集まってミサを捧げることは,初代教会からの大切な伝統です。ミサで神のことばを聴き,主の食卓からキリストの体をいただくことによって,わたしたちは生きる希望を新たにし,ともに「キリストの体」へと変えられていくのです。
 しかし,さまざまな「障害」をお持ちの方や高齢の皆さんには,共同体の集いや主日のミサに参加できない現実があることを残念に思っています。せめて主日のミサの聖体を家族の一員から受け共に祈ることができれば,秘跡における主との一致と共同体とのつながりを味わうことができ,主の日を共に喜びあえると考えました。
 司教は,司牧上必要と判断すれば,適任者を臨時の「特別聖体奉仕者」に任命する許可を司祭に与えることができます。キリストを運ぶ務めは,元来すべてのキリスト者の奉仕職であることが基本となっております。ゆえに主日のミサを捧げた信徒の家族の一員が,この奉仕者にあてはまります。家族が共に祈り,主に結ばれて生きる「小さな教会」として育まれるためにも,当教区において,司祭の任命を受けた家族の方が,主日のミサの聖体を家庭に持って帰り,ミサにあずかることができない信徒の家族に授けることを許可いたします。他の聖体奉仕者と区別するために「病者の家族のための聖体奉仕者」と呼びます。
 この奉仕を希望される方は,小教区担当司祭に申し出てください。聖体奉仕者としての必要な要理教育と諸留意点を受けた後,司祭から任命を受け,この奉仕職を行っていただきます。
 なお家族以外の方々へのミサ以外の聖体拝領につきましては,「病者訪問奉仕者」が教会から派遣される運びになります。そのための病者訪問および聖体拝領授与者への「養成コース」が今秋から各地区(ブロック)小教区での「養成コース」が準備される予定です。
 「家族による聖体拝領」は,2015年6月7日(キリストの聖体の祭日)から実施いたします。
高松教区司教 使徒ヨハネ 諏訪榮治郎

*留意点
1 家庭内の病人や高齢者,あるいは何らかの障害のある方に聖体を持って行く人は,あらかじめ担当司祭の臨時の聖体奉仕者の任命を受けることが必要です。その時に器(ピクシス)を受け取ってください。
2 家を出る前に,聖体拝領を望む人に,「今日は御聖体をいただいてくるから」と話して,こころの準備をするように勧めてください。
3 ミサ中の聖体拝領の時,家に持って帰る聖体をピクシスに入れてもらいます。家族や友人が共に聖体拝領をするときには,その数だけの聖体を入れてもらってください。ピクシスは布か皮の袋に入れて,大切に扱ってください。
4 小机の上に(あるいは病人の枕元に),十字架またはローソクを置き,白い布を広げて,その上にピクシスを置きます。
5 その日の「聖書と典礼」を持って行くことが勧められます。3つの朗読の内,どれが本人に分かりやすいか,あらかじめ用意をし,一つを選んでください。場合によってはさらに短くすることができます。また,拝領する人が朗読をすることもできます。
6 拝領後の祈願として,「聖霪と典礼」にある集会祈願・奉納祈願・拝領祈願の3つの内からふさわしいものを選んでください。
7 聖体を飲み込むのが困難な状態の人は,前後に水を飲むことができます。


桜町教会 家族による聖体拝領式
(式は,その時の状況に対応することが重要となります。)
*式が始まる前に奉仕者は親しく,聖体を受ける方に教会のことなど話しかける。
1 あいさつ
  奉仕者:父と子と聖霊のみ名によって。
  一 同:アーメン。
  奉仕者:苦労している人,不安を感じている人,苦痛を感じている人に親しい絆があることを現してくださる主イエス・キリス卜の平和と慰めがわたしたち家族の上にありますように。
  一 同:アーメン。

2 聖書朗読
  朗読者:イエスは言われた。「私は命のパンである。私のもとに来る人を,私は決して追い出さない。」
      または,その日の福音書を朗読する。

3 聖体拝領
  奉仕者:私たちを,いつも見つめ求めてくださる主に,心を込め主が教えてくださった祈りを唱えましょう。
  一 同:天におられる私たちの父よ,
      御名が聖とされますように御国が来ますように
      御心が天に行われるとおり地にも行われますように。
      私たちの日ごとの糧を今日もお与えください。
      私たちの罪をお許しください。私たちも人を許します。
      私たちを誘惑におちいらせず,悪からお救いください。
      アーメン。
*ここで,家族のものに奉仕者は,聖体を配る。
  奉仕者:キリストのからだ
  一 同:アーメン。

4 祝福
  奉仕者:全能の神,父と子と聖霊が,私たちと教会共同体の人々を豊かに祝福してくださいますように。
  一 同:アーメン。
  奉仕者:これで,聖体拝領を終わります。
      神が私たち家族をいつも守ってくださいますように。
  一 同:アーメン。


家族による病者への聖体捧持(2018.7.29)
1 教会は病者を特別大切にしてきました。キリストをしたって集まった者が,キリストの体を形作ります。その方に聖体を配るのは,ミサのときのキリストの体(キリスト者の集まり)を意識しています。
2 奉仕者の方は,この教会の使命・奉仕を意識しながら,この社会に向かって福音を述べたキリストの業を,行っていることを心にとめてください。
  奉仕者も担当司祭によって臨時でも任命されます。
3 特に家族に,この奉仕者が選ばれるのは,家族という共同体を意識し,そこでの支え合いがキリストの体を意識させるからです。
* この大切な奉仕をよろしくお願いいたします。
桜町教会担当司祭 松浦信行



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